武生を後にして一路富山へ向かい、佑成の花木氏と素晴らしい夕食を共にしました。富山で最も有名な食材はシロエビ(小さな白いエビ)と、名物のホタルイカです。
シロエビは体長約6cmの白くややピンクがかった小エビで、富山湾の深海(水深100〜600m)に生息しています。ほぼ透明な体から「富山の宝石」とも呼ばれていますが、漁獲や保存が非常に難しいため、伝統的に富山の寿司店でしか提供されず、最高級の寿司ネタとして珍重されています。驚くほど甘く風味豊かで、機会があればぜひ一度ご賞味いただきたい逸品です。

(富山のシロエビ、toyama-asbb.com)
ホタルイカは、富山湾の深海で見られる小型の発光性(光を発する生物)イカです。自然界において生物発光自体が珍しいものですが、ホタルイカは普段深海に生息しており、漁獲できるのは毎年ほんの数日間という極めて短い期間に限られます。月明かりのない暗闇の夜に神秘的な集団自殺を行い、命をかけて海に最後の青い花火を打ち上げるのです。

(富山でのホタルイカ漁、bbc.com)
ホタルイカについての詳細はこちらをご覧ください。

(ホタルイカの刺身、ana-cooljapan.com)
ともあれ、花木さんとの夕食は大いに楽しみましたし、料理も相変わらず垂涎ものでした。ただ、幸せな気分で少々日本酒を飲み過ぎてしまい、最初の数枚の写真を撮った後はテーブルで寝落ちしてしまったことしか覚えていません。



追伸:このブログでは、包丁愛好家の視点から私の日本での体験をお伝えすることを目的としています。もし将来日本を訪れるご予定があれば、何らかのお役に立てれば幸いです。時には包丁と直接関係のない記事が含まれることもありますが、楽しんでお読みいただければと思います。
